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天守閣 屋根(瓦)工事

  鯱瓦の製作工場
鯱瓦を製作する工場のようす

大屋根の鯱(しゃちほこ)は、奈良県の瓦屋(奈良の東大寺の瓦を焼いた)で焼いた物。

鯱を大屋根に納める日は9月15日のだんじり祭りの宮入の時と決まっていたので、鯱を9月10日頃、当時堀の廻りに造営していた飯場に保管したが、14日に台風が上陸した為、畦地氏はその夜は鯱を抱いて寝たとのこと。

15日の早朝に新聞社(毎日、読売)が取材に来られました。

 

 

 

※鯱(しゃちほこ)
シャチが水を噴き上げると凝りから想像された海獣常に、尾をそらしてる。防火の効があると言う。

ことわざ
シャチホコダチ…あらん限りの力を出す事
シャチホコバル…鯱のようにいかめしい顔をする。

※鯱瓦(しゃちほこがわら) 棟飾りに用いる鯱の形をした瓦

 

 

 

こども(子供)
重さは、
何キログラムありますか?

監督(監督)
約110kg程あるよ。
立派だね!

 

 

   
  鯱を運び出す
 
鯱瓦が工場から運び出されるようす
 
     
  再建工事に携わった人たち

こども(子供)
鯱には雄雌があるの?

監督(監督)
雌雄はありませんが、
違いがあるよ


阿(あ)・吽(うん)と言つて
口の形が違うんだよ!

 

 

 

 

鯱瓦が天守に取り付けられます。
慎重にゆっくりとクレーンで吊上げられていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
鯱瓦を前に岸和田城再建工事に関わった皆さん
   
  鯱瓦を天主に吊り上げる
 
 
 
     
  屋根葺き工事遠景

順調に鯱瓦が設置され、屋根葺き工事も順調に進んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 
昭和29年5月15日撮影
 
     
  仕上げに入る遠景

壁に漆喰を塗りつけて仕上げているところです。
左官屋がコテを駆使してきれいな曲線を描いてゆきます、腕の見せどころです。

 

 

 

 

 

監督(監督)
秋ですね。手前の桜?の枯れ葉がお城にマッチして風情がありますね。

 
昭和29年8月3日撮影 主天守 南面より
 
     
  漆喰工事

上から徐々に足場も外されて美しく仕上げられた姿が見えています。


手前が小天守。

 

監督(監督)
岸和田城はお化粧上手、
数ヶ月前は荒れた肌
(コンクリート)だったのに
こんなにキレイになりました。

こども(子供)
きれい!かっこいーい!
職人さんたち、みなさんの頑張りがすごいですね!

 
昭和29年10月ごろ撮影
 
     
  昭和29年10月ごろ

当時は、南隣の岸和田高校側に橋があり、お城に行くことが出来ました。

この橋は、昭和5年に千亀利公園として整備した時に初めて架けられ、昭和26年に一度架け替えられましたが老朽化のため昭和40年に撤去されましたので、現存していません。

 

 

 

 

 

 

 
昭和29年10月ごろ撮影
 
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