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天守閣 コンクリート工事 |
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写真は地中梁にコンクリート打ち込みが終わり型枠もはずした後に、地中梁で繋がれた間に石(割栗石:わりぐりいし)を入れています。
一輪車に石を乗せ足場板(敷いている板)の上を運びます。
※地中梁
(ちちゅうばり)鉄筋コンクリートの基礎相互を連結する梁
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型枠途中の写真
1階の柱や壁にコンクリートを打ち込む為の型枠が取り付けられています。
手前に見える丸太は足場で、
この上に乗って作業をしていました。
今でもこの丸太足場を使用する場合がありますが、殆どは鋼管の足場を使用しています。
※型枠 (かたわく)
硬化していないコンクリ−トを流出しないようにふせぐ仮設の枠組み。
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コンクリートを打ち込む為の型枠:1層目の軒先部分
この部分のそり具合が全体のバランスに大きく影響します。 屋根勾配がついているので、天場部分もコンクリートがもれないように板を張りコンクリートを打ち込む場所を空けています。
1階壁の部分を見ると、枠を横方向に押さえている木(端太角:ばたかく ここでは横方向だから「よこばた」)がありますが、現在では再利用の為に殆どは、鋼製の角パイプを使用しています。
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コンクリートを打ち込む為の型枠:1層目の軒先部分
1層目軒先茅負そり
この部分のそり具合が全体のバランスに大きく影響します。
※茅負(かやおい)
軒の先端で垂木に支えられる横木
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コンクリートを打ち込む為の型枠:2階唐破風(からはふ)型枠
良く知られている道後温泉本館の正面中央屋根と同じ形です。
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コンクリート打ち込み状況:2階コンクリート打込み作業
クレーンの支柱に添ってホッパー(じょうごの様な物)に入れたコンクリートを吊り上げ、シュート(丸樋の大きいような物)を使って送っています。
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昭和29年8月3日撮影 |
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コンクリート打ち込み状況:2階コンクリート打込み作業
シュートで送られたコンクリートは、一度ホッパー(じょうごの様な物)で受けます。
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昭和29年8月3日撮影 |
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コンクリート打ち込み状況:2階コンクリート打込み作業
シュートで送られたコンクリートは、一度ホッパーで受けられホッパーからカート
(現在の一輪車を大きくして二輪にしたもの)
へ移し変えて打込む場所に投入されます。
カートの写真 |
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昭和29年8月3日撮影 |
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コンクリート打ち込み状況
ホッパーからカートへコンクリートを移している様子。
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コンクリート打ち込み状況
「何回往復すれば良いんでしょうね?」
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型枠が外されたところ
左写真:軒先部分
軒下の化粧垂木は、別に作られ取り付けられています。
化粧垂木は矩形なので最終的に漆喰で矩形に模られます。
下写真
軒先の化粧垂木をつっくている様子
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昭和29年8月10日撮影 |
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型枠が外されたところ
2階唐破風部分
軒先の箕甲(みのこ)と呼ばれる曲線勾配部分もうまく打ち上がっています。
また、破風の下端彫り(眉彫:まゆぼり)も型枠に細工されていたようです。
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昭和29年8月10日撮影 |
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コンクリートの打ち上がり
すべての型枠がはずされたところ。
大天守屋根軒先付近の足場に3名座っているのがわかります。「見晴らしは良いでしょうけど、背筋が寒くなります」
作業スペースを確保する為、岸和田城特有の犬走りに仮設スロープを設け資材置き場としていたようです。
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昭和29年8月21日撮影 |
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上棟を祝う
後方向かって右側の人が持っているのは、
ご幣(へい)と呼ばれるもので、日の丸の扇などを飾り、上棟の時に魔よけのために一番高い棟木に立てます。
岸和田城入口(小天守)の石積み階段で記念撮影。
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